2007年11月6日火曜日

「VLBA問題検討ワーキンググループ@VLBI懇談会」

「VLBA問題検討ワーキンググループ@VLBI懇談会」
ブログ、初期テストです

16 件のコメント:

VLBA-J さんのコメント...

VLBA問題検討ワーキンググループ及びブログの結成

去る2007年10月10日に行われたVLBI懇談会役員会において、「VLBA問題」を検討しVLBI懇談会会員の中で議論を促す目的で、新たなワーキンググループが結成されることになりました。WGの世話人として今井(鹿児島大)が選出され、VLBAに対して利害関係にあると考えられる研究機関の状況をある程度把握している会員から、三好(VLBAユーザーの立場)、村田(JAXA、VSOP-2推進の立場)、輪島(山口大、大学連携VLBI推進の立場)をWGメンバーに迎えて、WGを発足させした(以上敬称略)。

本日、このメッセージをもってVLBA問題WGブログの立ち上げを報告します。
以降、WG内で検討/調査した内容を、このブログにて公開して行きます。どうぞよろしくお願いします。

VLBA-J さんのコメント...

VLBA (The Very Long Baseline Array)とは?

アメリカにあるVLBI(超長基線電波干渉計)専用の望遠鏡群です。口径25mの電波望遠鏡10台をその国土、ハワイからプエルトリコまで差し渡し8千kmに配置して干渉計を構成、口径8千km相当の大電波望遠鏡を作り上げています。現在あらゆる観測波長の中で最も高い空間分解能0.1ミリ秒角(43GHz観測)を達成します。大質量ブラックホールからの宇宙ジェットの研究、宇宙メーザ観測による星形成や老星の脈動変光及び質量放出など、天文学の様々な分野の研究に利用されています。一般共同利用を運営の基礎に起き、全世界の天文学者(=学生も含む)が利用できます。日本からも多くの研究者が観測提案を送り、採用されて、研究に利用しています。

参考ページ:
JAXA/VSOP-2のホームページより
VLBA Home Page

VLBA-J さんのコメント...

VLBA問題とは?

米国予算のより大型の天文プロジェクトへの振り分けのために、上記VLBAが2011年をもって閉鎖される危機に瀕しているという問題です。以下は、それを伝えるニュースです。

アストロアーツニュースhttp://www.astroarts.co.jp/news/2006/11/01misc/index-j.shtmlから引用


アレシボ天文台、VLBAが閉鎖?

アメリカ科学財団 (NSF) が将来の天文分野における関連プロジェクトについて予算増加案を発表した。この発表内容には、増加の一方で、現在使用されている施設を含め、進行中のプロジェクトの終了が含まれている。犠牲となる施設としてあげられているのは、世界最大の電波望遠鏡であるプエルトリコのアレシボ天文台と(アメリカ国立電波天文台)のVLBA(超長基線電波干渉計)だ。同財団の提案によれば、外部からの資金調達が不可能な場合には、アレシボ天文台とVLBAを2011年以降に閉鎖するという。

NSF(全米科学財団)http://www.nsf.gov/
Senior Review

VLBA(超長基線電波干渉計)http://www.aoc.nrao.edu/vlba/html/
Arecibo Observatory http://www.naic.edu/

VLBA-J さんのコメント...

***資料***
VLBAを利用して取得された日本人の博士号学位の研究タイトル
(提供:三好真)

PDF file

VLBA-J さんのコメント...

***資料***
VLBAを含む世界のVLBIアレイによって産み出された論文の統計
(提供:三好真)

Excel file

VLBA-J さんのコメント...

VLBA問題の現状(2007年10月22日時点)

NRAOよりJim Ulvestad氏が来日し、VLBA問題の詳細について直接伺う機会がありました(村田・今井)。彼から頂いた資料を入手したのですが、直接web上に掲示するのは問題ありなので、要約したものを下記に掲載します。ただし、NASAへ提出するMission of Opportunity (MoO)と関連も併記しています。NASAからの支援を得るにあたって、事情がやや複雑になっています。


A) 間接経費も含めたVLBAの年間運用経費:$10M
アップデート経費(水素メーザー置換、Mark-V C化、受信器アップデート、など):$1.5-2 M$、現在一部実行中

B) VLBAの年間運用コスト(直接経費)$6M
 ※NSF Sinior Review で指摘された額。

C) NSFからの勧告は以下の通り。
 (i) 2011年までにNRAO外部から$3Mの年間運用コストのサポートの約束をとりつけること、その場合はNSFからは$3M予算を供出する。予算申請のことも考えると、この約束は、2008年くらい。(2011年度のサポートの予算がNFS以外から$3M必要。米国の2011年度は、2010年10月から。そのときに予算をだすとすると、2009年に概算要求。予算を要求する研究所は、2008年に予算を出すことを調整しなければならない。)
 $3Mが集められない場合、NFSから$3M供出されるとは限らない。

 (ii) 2012年でVLBAへ閉鎖するという可能性もある。大幅な運用削減は避けられない。

D)「 2011年までにサポートをとりつける」=「2009年までにサポート機関(パートナー)がサポートの意思表明を行い予算措置に入る」もし日本からサポートするのなら、日本の予算要求の年次計画と合わせていつま
でに意思表明が必要か考える。2009年だと、多分遅過ぎる。

E) パートナーのカテゴリ: 
Major partner: $1-2M/年供出、 
Minor partner: $100-300k/年供出
パートナーに名乗りを挙げている機関が現在2機関程度あるらしいが、詳細は明かされなかった。

F) NASAの対応
 VSOP-2成功に欠かせない衛星追尾局及びVLBAの運用経費、その他必要経費を得るために、VSOP-2関係者は"Missoin of Opportunity(MoO)"へ応募しなければならない。申請予算規模はコストマージン入れて$35M, マージンなして$27M。倍率はかなり高い。

 ここで2つ大問題が挙げられる。
 F.1. 予算が認められても、ASTRO-Gが打ち上がる2012年ころからのサポート。2011年からそれまでは、また別の方法でVLBAを生かさなければならない。
 F.2. MoOへはNRAO/JPLの研究者がチームを作って申請する。科研費申請に近い形であり、以下のものが審査される。
 個々のメンバー(Scientific back groundを持っている人でないとだめ)の氏名※と具体的な役割。天文学研究課題(目的の重要性/実現性が審査対象)米国研究機関主導のテーマが主な審査対象であり、実現可能性の説得力の観点からVSOP-2 Key Science Program(KSP)のテーマでなければならない(はっきりしたKSPの定義はまだないが)。

 ※メンバーシップについて
 PI: 米国の研究者(多分 D.Murpy)
 Co-I:国際的な研究推進グループ(NRAO/JPLだけでない、日本人も入る)

  会議の中では、国際的なVLBIコミュニティー(VISC-2)からの合意をとりつけつつも、まずはUSの提案が通るにはどうしたらいいか という観点で、提案されるテーマを米国のサイエンス・チームが推進することを許容する、このことが確認された。

G)結論:我々は、2011年--ASTRO-G打ち上げまでのVLBA運用に掛かるコスト捻出についてと、それ以降のNASA MoOからのサポートを得るために、US研究者からの提案にどう対応するのか(EAVN+ASTRO-Gでやれるテーマもなくもないが数が極めて限られる)、これらについて検討し、対処法について結論を導き出すように誘わなければならない。

VLBA-J さんのコメント...

***資料***
Japanese VLBI Netrowrk/ East Asian VLBI Network に関する考察
(提供:輪島清昭)

PDF file

VLBA-J さんのコメント...

***資料***
2007年度VLBI懇談会シンポジウムにおけるVLBA問題WGからのプレゼンテーション及び議論のまとめ
PDF file

VCON member さんのコメント...

日本でVLBI関連での博士論文取得リスト:
http://www.naoj.jp/JVN/DVLBI2007.pdf

2004年に作ったVLBA紹介プレゼン:
http://www.naoj.jp/JVN/Miyoshi2CWS3004.pdf

(三好 真)

VLBA-J さんのコメント...

***資料***
VSOP観測のためのVLBA観測時間、
日本人研究者が利用したアーカイブデータに関するプロジェクトのVLBA観測時間、
日本人ユーザーによるVLBA観測時間の統計をまとめました。

PDF file

VLBA-J さんのコメント...

***資料(改訂)***
VSOP観測のためのVLBA観測時間、
日本人研究者が利用したアーカイブデータに関するプロジェクトのVLBA観測時間、
日本人ユーザーによるVLBA観測時間の統計をまとめました。アーカイブデータ利用に関するところを更新しました。

PDF file

miyoshi さんのコメント...

インドのブラックホール研究会行ってきました。
VLBAのステータスに対する意見をRobert Antonucciに聞いたところ、
「very danger」なステータスであるとのこと。
彼のNSF、NRAO勤務の友人たちも「terrible」であると
言っているとのことです。
NSF勧告通り、閉鎖されます。

ついでに「25年前、VLBAにジェットの解明等を期待したが、disappointedであった」との感慨を述べてくれました。
「VSOP2やるんのなら日本がVLBA買えばいいのに」とのこと。

miyoshi さんのコメント...

JIVEのパラギイにeEVNの話しのついでに聞きました。(eEVNはヨーロッパに限らず、世界展開を考えています。近藤ソフトはすごい。。。)
VLBAともつなぎたいが、遠距離局が多い。うんといわないなあ。VLBAは器差較正などで非常に優れている。とのこと

VLBA-J さんのコメント...

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平成20年度国立天文台ワークショップ
「VLBAと日本のVLBI天文学」

 第1回 サーキュラー
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◎研究会の趣旨
  全米科学財団(NSF)が示した Senior Review (2006年)の勧告では、米国電波天文観測所(NRAO)及びNSF以外の外部資金支援が得られなければ、VLBA (Very Long Baseline Array) を2011年に閉鎖すべしと謳われています。しかし、人類が有する最も高い角分解能での天体観測を実現してきたVLBI(超長基線電波干渉法)に基づく天文学を継承すべく次世代VLBI観測網が構築されるまで、VLBAが活躍し続けることが期待されています。一方、電波以外の他波長帯においても、より高い角分解能観測を目指す観測装置の検討が進められ、先日(5/31−6/1)学術会議シンポジウムにおいて具体的な計画が多く披露されたところです。近未来の天文学の大テーマを見据えつつ、VLBIにおいても具体的な将来計画を立てなければなりません。そういう状況下で、日本のVLBI天文学の将来の中でのVLBAの位置付けを見定める必要があります。

本研究会では、以下の項目についてVLBAユーザーに限らず広く天文学コミュニティーからの意見を伺いつつ議論を進め、以下の各項目についてある程度の結論を得ることを目標とします。(1)VLBAを用いた天文学研究の過去・現在・未来特に日本人研究者がVLBAを用いて得られた成果とその意義、関連研究課題の将来への展望について見つめ直します。

(2)VLBAと同様に、日本のVLBI観測網(JVN)及び東アジアVLBI観測網(EAVN)の研究の特色と将来の展望について議論を深めす。また、これらの観測網とVLBAなど諸外国のVLBI観測網との競合について、望ましい共存関係について模索します。これにより、日本のVLBI研究/観測装置の整備の方向性を見定めます。

(3)直近の課題として、VLBAによる支援を必要とすることが自明であるスペースVLBI(VSOP-2)ミッションから見たVLBAの重要度とVLBA支援の方策について議論します。

(4)そもそも、超高解像度電波観測は将来どんなテーマに挑むべきなのだろうか?またどのような波及効果が期待されるのだろうか?研究者の視点だけでなく天文教育、市民の観点からの意見も歓迎します。

(5)結局のところ、VLBAに対して支援をすべきか、するならばどの程度の規模が適当でどうやってするのか、これらについて意見を出し合います。日本のコミュニティーがVLBA支援を行う場合、資金面だけでなくVLBI技術開発のグローバル化(観測・信号記録・データ解析手法の統一化とそれによる高感度国際VLBI観測網の構築)を進めるきっかけにもなり得ます。SKAなどの次世代大干渉計の構築に向けた国際共同技術開発への参入についても議論します。

◎期日: 9/4(木)13:00より9/5(金)17:00まで
◎場所: 国立天文台三鷹キャンパス
※部屋、プログラムについての詳細な情報は第2回サーキュラーでお知らせします

◎ワークショップ世話人: 
今井 裕(鹿児島大学)、
輪島清昭(山口大学)、
三好 真(国立天文台)、
白鳥 裕(東海大学)

%%%%%%%%%%% 講演者募集 %%%%%%%%%%%%%%

VLBAを使った研究成果、VLBA閉鎖問題に関する問題提起、等について講演者(ショートコメント可)を募集しております。下記のフォーマットに従い講演申し込みをお願い致します。講演して下さる方を中心に、ご希望がありましたら、研究会参加のための旅費を補助致します。また、研究会に参加しない方で集録の送付を希望される場合も下記フォ
ーマットに従い申し込みをお願いします。

申し込み期限: 8月11日(月)

申込先: 輪島清昭 ( wajima(あっと)yamaguchi-u.ac.jp)

#### 申し込みフォーマットここから######

平成20年度国立天文台ワークショップ「VLBAと日本のVLBI天文学」講演申込書

お名前:
所属:
連絡先
 e-mail:
 電話番号:
研究会集録郵送先:

ワークショップに参加希望(選択する方のみ残す): する  しない
講演タイトル:
講演内容要約:


旅費補助希望(選択する方のみ残す): 
あり  なし
出張依頼命令伺送付先:
出張日程
 出発日: 手段(選択する方のみ残す):
 空路・鉄路 
出発駅:
 帰る日:

コスモス会館宿泊希望
(選択する方のみ残す): あり  なし
 宿泊希望日
(9月4日以外の場合は特に記載必要):

9/4 18:30頃からの懇親会参加希望(選択する方のみ残す):
 あり  なし
※懇親会の詳細は(参加費等)は第2回サーキュラーにてお知らせします。
 
###### 申し込みフォーマットここまで ######

VLBA-J さんのコメント...

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平成20年度国立天文台ワークショップ
「VLBAと日本のVLBI天文学」

  第3回(最終) サーキュラー
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やや残暑が和らいできましたが大雨に悩まされる今日この頃なのですが、如何お過ごしでしょうか?

ワークショップ開催まで1週間を切りましたので、下記にその詳細についてお知らせ申し上げます。講演及び旅費補助の受付は既に終了しております。しかし、ご関心のある皆様方からの参加とご発言を歓迎致します。

◎期日: 9/4(木)13:00より9/5(金)17:00まで
◎場所: 国立天文台三鷹キャンパス (1日目: コスモス会館会議室、 2日目: 北館輪講室)

◎ワークショップ世話人: 
今井 裕(鹿児島大学)、輪島清昭(山口大学)、
三好 真(国立天文台)、白鳥 裕(東海大学)

◎研究会の趣旨

  NSFによるSenior Review (2006年)により、NRAO及びNSF以外の外部資金支援が得られなければ、VLBA (Very Long Baseline Array) を2011年に閉鎖すべしという勧告が行われました。もしVLBAが閉鎖された場合、1つ明らかなのは、VLBAを主要地上観測望遠鏡群として期待しているVSOP-2の成功に大きな影響を与えます。これに留まらず、VLBIによる超高角度分解能天文学をリードしてきたVLBAの消滅により、ブラックホールや銀河系、恒星、星間物質の研究を大きく停滞することが懸念されます。

  一方で、光赤外線・X線天文学等の分野では次期プロジェクトの検討が進められております。これらと共に将来の天文学を私たち自身がリードすべく、日本のVLBI電波天文学の将来計画についても考えて行かなければなりません。本研究会では、VLBA問題やVSOP-2とEAVN (East-Asian VLBI Network)を中心として下記のことについて主に議論をし、日本におけるVLBI電波天文学のここ10年間のロードマップをはっきりさせることを目的とします。

◎議論の内容

基本的には、VLBAに対する資金的支援の方法を具体的に検討致します。そのために、以下のことを講演/議論を通して明らかにしていきます。

○VLBAが存在する天文学的意義(ブラックホール、星形成、恒星進化、銀河動力学....)
○VLBA観測の天文学的独創性、特長
○全地球的VLBI観測網(VLBA+EVN(欧州VLBI観測網)+EAVN+豪州LBA)構築の技術的可能性と科学的意義
○VLBAへ投資する場合の具体的な研究・事業計画

しかし一方で、新たな研究資金の獲得を模索し、また同時に限られた予算・マンパワーの振り分け方針を具体化しなければなりません。そのために、我々が推し進めてきたVERA/JVNやEAVNについて、下記のことを講演/議論を通して改めて見直す必要があります。

○万が一VLBAが消滅した場合の、残されたVLBI観測網の天文学的存在意義の行方
○VLBAとその他VLBI観測網との相補関係について
○天文学的存在感を示すための研究の方向性とそれに対応した観測網整備
○EAVN整備のタイムラインとそれを実行するための具体的な研究・事業計画

ただしこれらの議論は、10年先の将来計画につなげることを視野に入れて進めなければなりません。VLBAを支援するにしてもVERA/JVN/EAVNを推進するにしても、その先に目指すものが何なのかを見据えていなければなりません。可能性のある将来計画への提言についても議論します。

◎プログラム

1日目 9/4(木)

13:00--13:10  はじめの挨拶: 
面高 俊宏 
(鹿児島大学/VLBI懇談会会長)
13:10--13:30  イントロダクション ー ワークショップの獲得目標 ー: 
今井 裕 (鹿児島大学)

第1部: 
VLBA観測の天文学的意義、VSOP-2への道
   
セッション1: VLBA観測の天文学的意義その1 --活動銀河中心核--   
座長: 三好 真

13:30--13:50  VLBAによる活動銀河核ジェットの磁場観測:  
浅田 圭一(JAXA/ISAS)
13:50--14:10  低輝度AGN:  
土居明広 (JAXA/ISAS)
14:10--14:30  強電波AGNの進化モデル作成への試み:VLBAによる成果:      
永井 洋(国立天文台VSOP-2推進室)
14:30--14:55  AGN水メーザー円盤とVLBI:  
山内 彩 (国立天文台水沢VERA観測所)
14:55--15:15   VLBAがもたらした、近傍銀河中心部の動力学:  
澤田ー佐藤聡子 (山口大学)

15:15--15:30   休憩

セッション2: VLBA問題のVSOP-2地上局サポートへのインパクト   
座長: 白鳥 裕

15:30--15:50   ASTRO-G/VSOP-2 における国際協力(仮):  
村田 泰宏(JAXA/ISAS)
15:50--16:10   VSOP-2に向けた地上観測網整備: 
萩原 喜昭 (国立天文台VSOP-2推進室)
16:10--16:30   VSOP-2に向けたVLBAを使った研究の展開(仮):  
亀野 誠二 (鹿児島大学)
16:30--16:50   若手から見たVLBAとEAVN:その位置付けと方向性の提案: 
須藤 広志(岐阜大学)

16:50--17:00   休憩

17:00--18:20: 議論 「VLBAを利用して or VLBAなしで、どうやってVSOP-2を成功させる?」   
司会: 白鳥 裕・萩原 喜昭

18:30--20:30 懇親会 コスモス会館食堂にて
参加費(予定)学生1,000円 その他2,000円
  ※1日目の15:00 まで、会場にて受け付けます。 

2日目  9/5(金)

第2部: JVN/EAVNから日本のVLBI天文学将来像へ

セッション3:   VLBI技術開発の中でのVLBA: VLBI分野での国際共同開発  
座長:  亀野 誠二

09:10--09:35  VLBI観測の将来方向と技術開発展望:  
川口則幸(NAOJ水沢VERA観測所)
09:35--09:50  VLBAとIVS & NICTのVLBI技術開発: 
関戸 衛 (NICT鹿島)

セッション4: VLBA観測の天文学的意義その2 --メーザー源研究--   
座長: 亀野 誠二

09:50--10:10   VLBAが切り開いた星形成研究:  
今井 裕 (鹿児島大学)
10:10--10:30   VLBIによるSiOメーザー観測の歴史と今後の展望:  
蒲原龍一(国立天文台水沢VERA観測所)
10:30--10:50  Astronomy with VLBA: water fountains: 
出口 修至 (国立天文台野辺山)
10:50--11:10   SgrA*/銀河系中心: VLBA研究からサブミリ波VLBIへの道(日本の貢献方法):              小山友明 (国立天文台水沢VERA観測所)

11:10--11:20 休憩

セッション5: JVN/EAVNの現状と将来   座長: 亀野 誠二

11:20--11:40  VERAとアストロメトリの現状:  
本間希樹 (国立天文台水沢VERA観測所)
11:40--12:00  
大学VLBI連携とVLBA:  藤澤健太(山口大学)

12:00--13:30 昼食・休憩

セッション6: 天文学の大きな流れの中でのVLBA問題と日本のVLBI天文学  
司会: 土居 明広(JAXA)

13:30--13:50  過去の失敗に学ぶ:  
三好真 (国立天文台電波部)
13:50--14:10  外部に評価されるVLBIとは:   
白鳥 裕(東海大学)
14:10--14:30  国立天文台第三者評価を終えて:   
若松謙一(岐阜大学)

14:30--14:40 休憩

14:40--15:10 ワークショップのまとめ:  輪島清昭 (山口大学)
15:10--16:55 総合討論 ー VLBA問題をどう乗り切る?ー
司会:今井 裕(鹿児島大学)・須藤広志(岐阜大学)

16:55--17:00 おわりの挨拶:  
徂徠和夫(北海道大学/VLBI懇談会事務局長)
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◎研究会集録について

本研究会は、当日参加されなかった方にも情報が公開できるように、迅速にWEBでの公開も考えております。また部数も少ないですが、紙媒体での集録も作成する予定です。
そこで、講演者のみなさまには以下のお願いを致します。

1) 研究会終了までに、パワーポイントあるいはPDFファイルを世話人(ただし今井・三好or輪島)へお渡し下さい(世話人はUSBフラッシュメモリを持つようにします)。
遅くとも翌週の天文学会前には世話人にお渡し下さい。

2)発表のパワーポイント等は神経質になる必要はありませんが、提出されますものは
WEB等一般への公開を念頭に置いております関係上、著作権等にはご配慮したものをご提出下さい。発表されたものから著作権等に当りそうなものを省いたものの提出でも構いません。

3)紙媒体での集録出版のための予算が限定されております。つきましては、各講演者の集録原稿は4ページを上限に用意して下さい。

以上講演者みなさんからのご協力をお願い申し上げます。

◎VLBA問題については、以下の資料・サイトもご参照下さい。

今井 裕, 2008, 「VLBA問題」, 天文月報 Vol. 101, No. 6, p.344

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それでは、みなさまのご参加をお待ち申し上げます。

VLBA-J さんのコメント...

VLBAに対する日本サイドからの支援計画案

NAOJ/JAXAからの資金援助、あるいは競争的資金へ応募を介しての資金援助をVLBAに対して行う場合に実行すべきVLBA観測に基づく研究の素案をまとめてみました。

ここからダウンロード